特に不妊原因のない夫婦が2年間夫婦生活を続けていれば、一般的に約90%が妊娠すると言われています。したがって、妊娠を望んでから2年間を経過していれば、それは不妊ということになります。

平成27年8月に日本産婦人科学会により不妊の定義が2年から1年に変更されました。妊娠を望んでから1年間妊娠をしなければ不妊ということになるそうです。

上記は一人目の妊娠を経験したことのない定義ですが、出産を経験した人の場合、授乳期間は含まれず1年間母乳をあげていた場合、出産から3年を経過すると不妊となるそうです。

しかし、二人目不妊の人は、一人目を出産しているので、「そのうちにできる」と考えている人が多く、前回の妊娠から5年以上経過している場合も多いようです。

二人目不妊の原因はさまざま

後ほど詳しく説明しますが、もともと原因になるものがあったのに、ラッキーにも妊娠して一人目を出産できたというケースが実は少なくないみたいで、検査してみたら、前回出産の帝王切開などの影響によるもの、女性の高齢化による卵管・子宮環境などの変化によるもの、育児などのストレス、夫婦生活の減少などといった女性側の原因だけではなく、男性側の原因が見つかることがよくあるそうです。

一人目の出産時に比べて、年齢による卵管環境、排卵機能などの変化が起こっている可能性があるので、妊娠を希望する場合で約2年間子どもが出来なかった場合はとにかく原因を探るために早めに病院で受診することをおすすめします。

治療方法は一人目不妊と同じで、基本的にはタイミング法から開始し、その後、人工授精などに段階を上げていきます。

ただし、二人目不妊の特徴として、大きな不妊の原因が見つからず、一般的な不妊治療を行なってもなかなか妊娠に至らないということもあります。

では、どうすれば二人目を妊娠することができるのでしょうか。

二人目不妊になりやすい人の特徴

二人不妊の人にはどのような傾向が見られるでしょうか。

その特徴として、以下の3点が挙げられます。

  1. ひとりめが結婚後の早い時期に自然妊娠している
  2. 不妊症の基本的な検査を行なっても大きな異常が認められない
  3. 実際に「一般不妊治療」を行なっても妊娠には至らない

1.ひとりめが結婚後の早い時期に自然妊娠している

結婚して早い段階に自然妊娠していると、近いうちにすぐに妊娠すると思っている人が多く、妊娠後の体調の変化などをさほど気にしていない場合があり、だいぶ経ってから病院に受診する場合があります。

2.不妊症の基本的な検査を行なっても大きな異常が認められない

一度は妊娠、出産しているので、数年のうちに生航能力に大きな異常が生じた可能性は一般的に低いと考えられます。そのため、あらゆる検査で異常を認めない「機能的不妊症(原因不明不妊症)」の割合が多いようです。

3.実際に「一般不妊治療」を行なっても妊娠には至らない

基本的な検査をしても大きな異常が認められない場合、タイミング法から段階的に人工授精、体外受精などするが一般的ですが、不妊の理由がわからないまま妊娠に至らないことも多々あるようですが、この場合体質を改善するサプリなどの服用で妊娠する方が多いようです。

二人目不妊の主な原因

  1. 一人目の出産が不妊原因になる場合
  2. もともと不妊の原因があった
  3. 育児や仕事のストレスが原因になる
  4. 年齢が上がったことによる原因(加齢)
  5. セックス回数の減少による原因
  6. パートナーが変わったことが原因

詳しく説明していきます。

1.一人目の出産が不妊原因になる場合

ひとりめを出産した際のトラブルが不妊の原因になることもあります。帝王切開もそのひとつ。

手術によってできてしまった小さな傷跡のへこみ部分に経血などの血が溜まることにより、受精卵の着床を阻害してしまったり、精子が卵管に向かう妨げとなったりします。

ほかにも、出産後のクラミジアや淋病などの性感染症、分娩時の大量出血や帝王切開によって、子宮や卵管が癒着を起こしている可能性があり、それが原因になることもあります。

また、出産によって月経が変化し、不規則になる場合があります。月経の周期が崩れると排卵はうまく行なわれず、それにより受精のタイミングが合いにくくなります。さらに分娩時に大量出血があると、出血性の下垂体機能不全が発生し、排卵障害を起こすことも。

月経の不順を感じたら、一度検査を受けることをおすすめしますが、この場合「黄体機能不全」と診断されることもあります。

2.もともと不妊の原因があった

一人目不妊のとき、なかなか妊娠せず、治療を休んでいる時に自然妊娠できた、という話をよく聞きませんか?

それは前回たまたま妊娠できたけど、本来の体質は不妊症だったというケースです。

例えば、見た目や行動が正常でも染色体異常の保因者という場合。夫婦のうちどちらかが保因者であると、精子や卵子を形成する過程で異常が発生し、受精後に分裂が止まったり、ある程度発育して流産してしまったり。。。。

ところが、形成過程によって染色体異常でない子どもが産まれることもあるので、その後、二人目を妊娠しているのに気づかないうちに流産を繰り返していることがあります。

また、子宮内膜症やクラジミアの影響で卵管の片方が閉塞している状態で前回の妊娠が成立。その後、もう片方の卵管も閉塞や癒着でうまく機能しなくなり、ふたりめの妊娠がむずかしくなることもあるのです。

3.育児や仕事のストレスが原因になる

不妊とストレスとには、密接な関係があります。生殖ホルモンの分泌を司る脳の下垂体は、ストレスにも対応する器官です。卵の発育から排卵子宮内膜の形成など、視床下部から下垂体のルートで分泌されるホルモンによって指令が出されます。

そのルートがストレスを抑え込むために働いていると、生殖機能への指令まで及ばないという状態になります。

それにより、排卵障害や着床障害など不妊症の原因を引き起こすのです。

4.年齢が上がったことによる原因(加齢)

前回の出産のときから数年が経過しているので、夫婦の年齢も上がってきています。一般的に女性の謁歳以上を高齢妊娠とし、年齢を重ねるとともに卵子の質や卵機能の低下は進みます。発育する卵胞の数も減少し、排卵誘発剤に対する反応も低下。流産をする確率も上昇していきます。

年齢とともに可能性を増すのが、女性の場合は子宮内膜症や子宮筋肱など婦人科系の病気です。それに比べ、男性の精子は女性ほど影響が少ないと言われています。とはいえ、病気やストレスなどが原因で精子の状態が悪化する可能性があることも忘れないで下さい。

5.セックス回数の減少による原因

育児や家事に追われていると、ついつい夫婦生活が減少しがち。精子は、体内に長くたまっていると老化してしまうことがあります。

また、夫婦生活の回数を多く持つほうが流産率が低くなるというデータもあります。排卵日以外にも3〜5日ぐらいの間隔で時間をつくるといいでしょう。

6.パートナーが変わったことが原因

一人目の出産時に夫の死亡や離婚があり、パートナーが変わったことで不妊症になることがあります。
以前の夫とは自然妊娠できたのにと思いますが、お互いの免疫学的相性が合わない場合もあります。

前回の出産後の夫から欄試飲しを引き起こすクラミジアなどの感染症をもらったことも考えらます。

また、夫が再婚で全妻に子どもがいると、男性から女性の原因にされやすいですが、男性に原因があることもありので、この場合必ずしも女性に問題があるとは限りません。

7.そのほかにも原因はいろいろ

出産後に体重が戻らず肥満になった、ホルモンバランスがくずれてしまった、体質が変わってからだが冷える、頭痛や腰痛がひどくなったなど、妊娠を妨げる要素はいろいろあります。

なぜ二人目不妊が多いのか

ここ最近、二人目不妊が増えていると言います。大きな原因は、出産年齢の上昇によるものと考えられています。

1.出産のタイミング

晩婚化や、女性が結婚後も仕事を続けていることなどの理由からひとりめの出産年齢も上がっています。また職場で産休をとっている場合は、ひとりめを出産後、ひとまず復帰してからふたりめを考えるという人もいるでしょうし、保育園などの問題もあるので、なかなかふたりめを踏み出せないうちに時間が経ってしまうこともあります。

また、授乳期間中は、排卵が起こらないことが多いので、授乳期間によってもふたりめの計画が変わってきます。

そうすると、ひとりめは鋤代前半に、それから数年後に二人目となると30代後半になってくる場合も多いです。

一般的に30後半頃から卵子が老化をしてきて、妊娠しづらくなる傾向があります。卵子とともに子宮内膜も老化がはじまり、内膜の血流も悪くなったり、せっかく精子と卵子が受精していても、それが子宮内膜に着床できず、妊娠しづらくなるのです。

2.婦人科系疾患に気づきにくい

年齢が上がるとともに、婦人科系疾患にかかる確率も増えてきます。ひとりめが無事に妊娠、出産しているので、なかなか体調の不調に気づかない場合があります。
子宮系の病気は、自覚症状がないことが多いのです。

前回の分娩のときに感染症があったり、出産後にクラミジアなどに感染したりして、卵管が詰まってしまうこともあります。

また、子宮内膜症だった人は、妊娠すると整理が止まるので、内膜症も良くなりますが、生理が再開すると再び内膜症になりやすくなり、卵巣機能不全のように排卵が起こりにくかった人が、出産後も同じような症状になる場合もあります。

4.健康管理が不十分

ひとりめの妊娠中に増えた体重が戻らない、といった不十分な健康管理も一因のようです。

また、緩んだ腹筋を運動で治すのではなく、ガードルなどを使用することにより血行不良となり、全身の健康状態が低下しているということもあります。

産褥体操は腹筋のゆるみを直すだけでなく、骨盤内の血行を良くし、生殖器の回復を改善するのに役立ちます。仕事に復帰したり、ひとりめの育児などで忙しくしたりしているので、前回の妊娠前はとても気をつけていたはずの食生活など、健康管理を怠っていることも考えられます。

二人目不妊の克服方法

月経の不順を感じたら一度検査をすすめるとうことを最初に説明しましたが、検査をしても原因がわからない場合があります。その場合は日頃の生活を見直すことでホルモンバランスが改善され妊娠しやすい体質になります。

ちなみにホルモンの乱れの原因となるのは何度も言ってしまいますが、やはり加齢(高齢)です。

一人目を産んで時間がたっているのですから、卵巣機能や卵子の質も低下しホルモンのバランスが崩れやすくなっているんですよね。

その他、病気やストレスが原因でホルモンのバランスが崩れるということや、ひとりめの妊娠前や妊娠中とは、生活環境もかなり変わっています。自分が思っている以上に育児や家事でストレスをためていたり、生活習慣が乱れている可能性もあります。

つまり、いろいろな原因が重なりに重なって二人目ができにくい身体になってしまっているのです。

ホルモンの乱れを整えるにはどうしたらいいの?

ホルモンの乱れを整えるには生活習慣を整えることも大事ですが、身体の中の調子を整えることが一番大事です。妊娠できにくい体質を妊娠できやすい体質に改善するといったほうがわかりやすいと思います。

体質改善に用いるのはサプリメントが最も有効とされていて、一般的には妊活専用の「葉酸サプリメント」と「マカサプリメント」を用いた方が身体の改善と促すとともに妊娠する確率があがります。

葉酸は妊娠しやすい体質にしてくれる


葉酸には「妊娠に結びつきやすくする」効果が期待されています。これは一体どうゆうことなのかと言うと、葉酸には正常な細胞分裂を促す働きがありますよね。この働きによってフカフカで厚い子宮内膜に強化させることができます。

すると、受精卵が子宮内膜に着床しやすくなり、さらには着床後に大切な定着率もアップ!葉酸を摂取することで、より妊娠しやすい体内環境に整えることができるのです。

また、葉酸には、ビタミンB12が共に働くことで起こる造血作用がありましたね。この働きによって子宮内の血の巡りも促進され、血液中に含まれる酸素や栄養素を受精卵まで届けて健康的な成長へと繋げることができます。

つまり葉酸が着床力・妊娠力を向上させ妊娠しやすい体質にしてくれるのです。

マカはホルモンバランスを整えてくれる


ホルモンバランスの乱れている方はたいてい冷え性が多いと言われていますが、マカを服用することで冷え性も改善されると言われています。

二人目不妊の大きな原因としてホルモンバランスの乱れがあり、一人目を産んだ後にホルモンバランスが崩れてしまったり、育児の疲れやストレス、急激な体重の増減など日常の生活が原因でホルモンバランスは崩れ、一度崩れたホルモンバランスは戻すのが難しいと言われています。

しかし、マカには月のリズムをサポートするための必要不可欠なベンジルグルコシノレートが多く含まれているためホルモンバランスの乱れが原因で起こりやすい冷え性に関しても、マカを摂取することでホルモンバランスを整え改善されると言われています。

マカが不妊に与える効果
  • ホルモンバランスを整えてくれる
  • 生理不順を正常に戻す
  • 冷え性を改善してくれる
  • 男性の精子量量を増やしてくれる
  • 男性が勃起しやすくなる

サプリを服用するときは生活習慣も見直して

肥満がホルモンのバランスを崩し、不妊の原因になる場合もあります。ひとりめの出産後に体重が急激に増加しているときは注意しましょう。

また、睡眠時間や食生活などの生活習慣が乱れていても、ホルモンに影響を与えたりします。無理のない程度に生活習慣の見直せば、サプリメントとの相性も良くなります。

不妊解消はセックスに対する考え方も大事

夫婦生活の目的が妊娠することだけになり、排卵日のみの性交になると、精子の質を維持するためにも効果的ではありません。

排卵日以外にも夫婦生活を持つことや、そこでお互いの絆を深めることも大事です。夫婦でしっかりとコミュニケーションを取って、同じ目的に向かっていることを確認しましょう。

育児や家事に心身ともに追われているようなことがあれば、お互いの協力が不可欠になります。じっくり話し合うことで信頼関係もさらに強くなり、落ち着いた気持ちで不妊治療ができることにもつながります。

不妊治療で二人目不妊解消

早めの検査と医療機関の相談

前回出産の帝王切開による卵管癒着などのトラブルが原因の不妊もあります。その場合は、早めに対処しないと妊娠には至りません。

もともと不妊の原因があったけど、たまたまひとりめを妊娠したということもあります。「ひとりめが妊娠できたから」と焦らずに様子を見ることも大切ですが、ふたりめ妊娠を目指すために、現状で妊娠しにくい原因があるかないかを知ることも次へつながるステップになります。

また、年齢が上がることによる卵子などの質の低下が原因で、さらに妊娠しにくくなる可能性もあります。授乳終了後、1〜2年以上妊娠できないようなら、早めに専門病院で検査をすることをおすすめします。

ひとりめの検査とは違うことも

二人目不妊の場合でも、基本的な不妊検査を行ないます。ただ、一度は妊娠できているので、省いても支障のない検査があります。子宮奇形や染色体異常、抗精子抗体については問題がないという判断から、子宮鏡検査や染色体検査、抗精子抗体検査などをしないこともあります。

男性の精液は、ストレスなどで状況が変わりやすいので、必ず行なうことが大切です

子連れOKのクリニックを探す

基本的に子連れをNGとしている病院は少ないですが、環境はさまざまです。最近では、子連れ専用の待合室やキッズルームを併設している医院も増えてきました。

フロア自体を別にしている病院もあります。一人目不妊の治療で通院をしている方に配慮し、気をつかいすぎてストレスをためたり、視線がつらいと感じるのであれば、子連れの人への設備がしっかりしている病院選びをしてみてはいかがでしょうか。

経済的な基盤の見直し

二人目不妊も、一人目不妊と同じように、タイミング法、人工授精などの段階的な治療を行なうことが一般的です。ただし、女性の年齢が高い場合や卵管閉塞が見つかった場合は、すぐに体外受精を検討することもあります。

その場合、タイミング法や人工授精に比べて、金額がかなり高くなります。そもそも、ひとりめは自然妊娠できたので、ふたりめの不妊治療を人生設計の中に入れてなかったという人もいると思います。どちらにせよ、不妊治療にかかる金額は安くはないので、経済的な問題も夫婦でしっかり話し合っておく必要があります。