三人目がなかなか出来ない方の三人目不妊の原因と克服方法

沢山の兄弟に囲まれて過ごす子どもたちの姿は、可愛いですよね。「子どもは三人以上欲しい」と考えている御夫婦もいらっしゃることでしょう。「二人目までは順調に出来たけれど、三人目がなかなか出来ない」と悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。

「避妊をせずに夫婦生活を持っていても一年以上たっても妊娠しない」場合、不妊症と定義されます。今回は三人目不妊について考えてみましょう。

なお、私が二人目を妊娠した方法は「ホルモンのバランスが悪く着床しにくい体質だったけど二人目を妊娠した」という記事をお読みください。

三人目不妊の原因

三人目不妊には、どのような原因があるのでしょうか。三人目不妊に考えられる原因を見てみましょう。
※基本的には二人目不妊とほぼ一緒です。下記リンク先の方に詳しく書いています。

不妊の要因を持っている

一人目、二人目は順調に妊娠したけれど、実はもともと不妊の要因を持っていた、あるいは、二人目を出産した後に不妊の要因を持つようになることが考えられます。

女性の場合は、子宮筋腫や子宮内膜症といった婦人科系の病気にり患したという可能性もあります。

また、不妊の要因は女性ばかりではありません。WHO(世界保健機関)の調査によると、不妊症の原因比率は女性のみが41%、男性のみが24%、男女両方が24%、原因不明が11%となっています。

加齢の影響

一人目、二人目に比べると、三人目の頃には当然パパもママも年齢を重ねています。

加齢は妊娠率に大きく関係しています。一般的に女性は37歳あたりから妊娠率が低下していくと言われています。

これは、卵子は生まれたときからずっと卵巣に保存されているため、母体が重ねる年齢と同じ期間、卵子も年を重ねていることに起因します。

日本生殖医学会のデータによると、女性の場合、25歳~29歳に比べると40歳~44歳の不妊の割合は3倍になります。

また、男性も、年齢を重ねるごとに精子数が減少していきますし、自然流産の確率が高くなるという研究結果があります。

出産トラブルによるもの

、一人目、二人目の出産時の影響が考えられることもあります。

例えば、一人目の出産が帝王切開だった場合、稀なケースではありますが、手術後に癒着や子宮切開部位の影響で子宮内環境が変化しているケースなどもあり得ます。

その他、産褥期に子宮内感染を起こしたり、一人目出産後、再び妊娠をしたものの稽留流産などの理由で手術を受けることにより、子宮内腔が癒着などの変化を起こしているケースなどが不妊原因となる場合もあります。

ホルモンのバランス

ホルモンのバランスは、妊娠をするために重要な役割を果たしています。

女性の場合は、「プロゲステロン(黄体ホルモン)」「エストロゲン(卵胞ホルモン)」の二つが妊娠するために大きな役割を果たしています。

男性の場合は、テストステロンという人間の性欲と密接に関係しているホルモンがあります。

これらのホルモンの分泌は、身体面や精神面など、さまざまな影響を受けて変動すると言われています。肥満やストレスは、ホルモンバランスを崩す要因ということが研究によって分かっています。

卵管環境が変化している可能性

一人目出産の際、子宮や卵巣のほか、卵管にもトラブルが発生することがあり、これが二人目不妊の原因になることもあるといわれています。

例えば、クラミジアや子宮内膜症などにより、もともと卵管の片方が閉塞している状態において一人目の妊娠が成立し、その後もう片方の卵管が閉塞や癒着によりうまく機能しなくなってしまうと妊娠成立は難しくなります。

また、一人目の出産が帝王切開だった場合など、開腹手術を行った後は卵管の周囲に癒着が起きることがあり、不妊原因となってしまうケースもあります。

パートナーが変わったことが原因となる場合も

一人目を出産した後、離婚や夫の死亡などでパートナーが変わったことが不妊の原因となるケースもあります。

新しいパートナーが男性不妊であるケースはもちろん、お互いの免疫学的相性が合わない、いわゆる抗精子抗体などの免疫因子による不妊症の可能性もあります。

また、一人目出産の後、卵管因子を引き起こす可能性があるクラミジアなどの感染症に感染していたり、現在のパートナーがそのような感染症を持っているなど、実は様々な要因が隠れている場合もあります。

夫婦関係の変化が不妊を招くケース

出産後のママは、女性ホルモンが劇的に変化し、マタニティブルーなどを引き起こすケースがあります。

いわゆる「産後クライシス」によって、夫婦間がギクシャクしてしまうことなどは、社会問題としてメディアに取り上げられることもあるほどです。

また、慣れない育児は、夫婦の生活を大幅に変化させます。夜中の授乳や夜泣きなどで疲れてしまったママが、夫婦生活に関して消極的になってしまうケースは少なくありません。

このように、一人目の出産をきっかけに、夫婦間の関係に変化が起きてしまい、二人目不妊に繋がるケースも実際には多いと考えられます。

もともと不妊症である可能性もあります

もともと不妊の要素がある人が、たまたま一回目の妊娠は問題はく、二回目の妊娠になかなか至らない、という可能性も考えるべきでしょう。

最初から不妊症という認識がある場合は、二人目の妊娠を希望した段階で通院するなど、それなりの対策を早期にとるケースが多いですが、一人目の出産が順調だった場合、不妊であるという認識はなかなか持ちにくいものです。

実は、染色体異常などにより、着床に至らなかったり、気付かないくらい初期段階で流産が発生しているなどの現象が起きているケースもあるかもしれませんね。

原因不明の不妊症

不妊症の原因検査を一通り行っても、原因が分からない場合があります。このような原因不明の不妊症は近年増加傾向にあります。

三人目妊娠のために出来ること

本格的に不妊症の治療を開始する前に、不妊症の原因を検査する必要があります。原因の検査は、出産人数に関係なく、原因究明のための検査項目を調べていきます。

原因が判明した場合、薬を内服することで妊娠をしたり、子宮筋腫切除と言った外科的処置を行うことで妊娠する場合もあります。

ここでは、病院での治療を行う方法以外に、三人目の妊娠のために出来ることをご紹介します。

規則正しい生活をおくる

妊娠をしやすい身体になるためには、夫婦ともに規則正しい生活を送ることが重要になります。

心身ともに健康的であることは、ホルモンバランスも整えますし、きちんと食事をとる、軽度な運動を行うといったことは、身体を温め、ストレスを軽減させる効果があります。

タバコと不妊症は明確な因果関係があることが研究の結果分かっています。

妊娠を希望している場合は、タバコは吸わない方が良いでしょう。また、肥満もホルモン分泌に影響があります。規則正しく健康的な食事と運動で、標準体重を目指しましょう。

ストレスをためない

ストレスはホルモンバランスを崩す一因となります。

ストレスの原因が明確な場合は、ストレスをためない工夫を考えてみましょう。また、お子さんも含めた家族みんなで一緒に身体を動かすことは、家族のきずなも深めますし、ストレス解消にもなります。

不妊症の治療がストレスの原因となる場合も多くあります。

毎月生理が来るたびに落ち込んでしまっていては、ストレスもたまる一方です。すこし治療につかれてしまった時は、思い切ってお休みする勇気も必要です。治療を休んでいる間に自然妊娠したというケースは多くあります。

治療のゴールを決めましょう

不妊治療は、高度になればなるほど、時間もお金も必要となります。

不妊治療を行う病院の中には、上のお子さんを連れていくことが出来ない病院もあります。治療のために、上のお子さんをどこかに預けたりする必要もあるかもしれません。

時間もお金も、無限にあるわけではなく、やりくりをしていく必要があります。治療が上手くいかないことで、家族がぎくしゃくしてしまっては本末転倒です。

特に原因不明の不妊症の場合は、高度治療に進む前に治療のゴールをご夫婦で話し合っておきましょう。